感覚が研ぎ澄まされていくような時です。
物事を見る目が養われる時でもあり、
自分の心のバランスが保たれるポイントが
見つかる時でもあります。
日ごろ言いたいことがなかなか言えずに黙っていた人は
「いよいよ我慢ならない、今日こそ言ってやろう」
という雰囲気になるかもしれません。
具体的に、誰かに溜まりに溜まった鬱憤をぶちまける、というよりは
必要な努力と不要な努力を線引きして、
自分にとって不要な努力にはNOの姿勢を見せる、
自分の信念に基づいて態度に示す、ということのようです。
自分が引き受けたい責任と、
周りから頼まれて渋々引き受けた責任を選別するような
見極めをすることになるでしょう。
自分が引き受けたい責任の中には、
愛しているからこそ苦しい、など
幸せな状況にいるはずなのに手放しで喜べないような、
もどかしさを感じるものもあるようです。
気持ちをうまく言葉にはしづらいかもしれません。
矛盾や葛藤を表現するにふさわしい
言葉が見つかりづらいからかもしれません。
苦しさやもどかしさを感じる、
そんな自分と向き合う、という時間を経て
「やはり自分にとって、なくてはならないものだ」とか
「私はやはり、この選択肢を選びたい」という
責任を負う覚悟を伴った自分の本音を
自分の心の中に見つけることができるでしょう。