COLUMN

  • 今日は新月

    新月がやってくる直前というのはいつも慌ただしい気がしてなりません。

    なんとなく人を「これでいいのかな……」というモードにしてしまうのでしょうか、答え合わせを希望する人からの連絡が多くなります。

    あくまで「答え合わせ」なので、その人の中で自分なりの答えはすでに決まっています。

    ようは背中を押してほしい、ということなんですね。

    こちらの伝える内容とその人の中の答えが一致していれば良いのですが、一致しない場合も当然のことですがあります。

    一致しない場合というのは、悪い想像をしていたけれど占いの結果はそれほど悪くはならないよ、という場合もあればその反対の場合もあります。

    今まで多くの人たちとお会いしてきて思うのは、答え合わせでこたえが一致する・しないにかかわらず、答え合わせをした際の人の反応の仕方には2つの特徴があると思いました。

    1つは答え合わせでこたえが一致する・しないにかかわらず「疑う」「不安になる」などの立ち止まるタイプ。

    もう1つは、答え合わせでこたえが一致する・しないにかかわらず、その先の展開を前向きに考えようとする、動こうとするタイプ。

    どちらが良くて、どちらが悪いということを言いたいわけではありません。

    基本的には、人はどちらにも反応することができると思っています。

    けれど、得意不得意のせいというか、考え方のクセのせいというのか、何に対してもどちらかの特徴ばかりが出てしまう人が多いように思われます。

    この、何かをした時、何かを考えた時の自分の反応を素直に受け止めることが幸せの鍵の重要な部分ではないかと思うのです。

    たとえば何かをして違和感を覚えて立ち止まった、あるいはしんどい気持ちに駆られたなら、それをやめてみる。

    前向きな気持ちで動こうとする気持ちがみられたり、何かをやってみてワクワクしたりするなら、もっとそれと関われるようにしてみる。

    自分がどういう反応をするのか、というのは理科の実験で使ったリトマス試験紙のようなもので、2種類の性質の異なる試験紙(タイプ)が2つあり、それぞれの試験紙がどう変わるかを見て判断ができるという点で共通していると思います。

    私たちの毎日は常に選択の連続で、その選択が自分にとって合っているのか良いものなのか、答え合わせをしたくなる機会もその分多いかと思われます。

    自分の心のリトマス試験紙を使うことで、スムーズに自分と物事の関係性を決めていけるようになるのではないでしょうか。

     

     

    ここで話題に触れました新月についてですが、今回の新月の影響を知りたい方は会員限定ブログの記事「New moon letter 2017.10.20」でお話していますので、会員登録のうえそちらをご覧ください。

     

    2017-10-20 09:22
  • 読書レビュー『世界泥棒/桜井晴也』

    「今までに読んだことがないような、そんな物語らしい」

    私はその言葉に惹かれて差し出されたその本を手に取った。

    その本のタイトルは『世界泥棒』。

    表紙をめくって物語の最初のページを目にとめた時、私は思わず唸った。

    改行がほとんどないからだ。

    しかも、登場人物たちの会話は鍵かっこではくくられていなくて、地の文と言われる描写の文章と一体化していた。

    とんでもない本を預かってしまったかもしれない。

    私はその時、確かにそう思った。

    けれど、今になって思えばその時「とんでもない本」と思ったその理由は表面的な浅いものであって、この本の本当の深さに私は気づいていなかった。

    読むリズムをつかむまでにかなり多くの時間がかかった。

    それは、この物語がやはり単なる物語ではないからだった。

    この物語は物語のようで物語じゃない。

    登場人物たちの会話は重く、人の心の奥深いところをえぐるようで、哲学的な対話に思えた。

    気が付くと、私は読者という立場であるはずなのに、いつの間にか対話の渦の中に引っ張り込まれていた。

    そして、強く共感する部分があった。

    小説というのは「悲しい」とか「うれしい」とか登場人物たちが味わう感情を読者も共感するものかもしれない。

    けれど、私がこの物語の中で強く共感した部分は単なる感情の断片ではなくて、私が子どもの頃から今日までの間の要所要所で感じていた、限られた人にしか明かしたことのない感情そのものだった。

    驚いたのは、私がなぜそういう感情に至ったのかという理由が、完全にとは言えないにしても私の頭の中身をそのまま丸写ししたのかと思うほどそのまま書かれていたという点だ。

    読み終えた時、この本は折に触れて読み返したい本だと思った。

    そして、本を読んだ後に自問自答したい。

    私は自分の発する言葉と行動が人に及ぼす影響を考えているか、目の前にいる相手を本当の意味で尊重できているのだろうか、と。

    2017-09-08 08:32
  • 自分を知る

    「違和感を覚えたら立ち止まれ!」

    そんな言葉を自分にかけている。
    違和感に対して過敏なのではと疑うほどに敏感だと思う。

    敏感なことがいいかといえば、そうでもない。
    大変生きづらい。

    違和感の正体を暴こうとすると摩擦が生まれることもある。

    生きづらいならば、鈍感になるか、違和感に気づいても知らんぷりをするしかないと思った時もあった。
    しかし、生まれ持った性格なのか、違和感を無視することはできず、違和感の原因を突き止めずにいられなくなってしまう。

    なので、違和感をキャッチしてしまう自分も、違和感の正体を暴きたくなる自分も否定しないために、「違和感を覚えたら立ち止まる」ということにした。

    違和感に出くわしても背を向けずに騒ぐな・怒るな・わめくな、だ。
    なんだか山で熊に出くわしてしまった時の対処法みたいだ。

    人は生き方を変えることで変われると思っている。
    けれど持って生まれた性格と言っていいのか、根本的なところと言っていいのか、変わらない部分・イヤでも変われない部分もあると思う。

    イヤな自分を否定せず、どうしたらうまく扱えるか。
    人が何かを学ぶために生まれてきているのだとしたら、広い世界を知るためでもなんでもなく、もしかしたら自分の取り扱い方を知るためなのかもしれない。

    2017-08-18 13:40
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